今シーズンからスタート! CATERHAM SEVEN 170Rで楽しむクラブマンレース
今シーズン、日本国内で新たにスタートするワンメイクレースが「CATERHAM CUP JAPAN」だ。本国イギリスのケータハムは、長年にわたりクラブマンレースを支えてきた歴史を持ち、ライトウェイト・スポーツカーの楽しさをモータースポーツの現場で育んできたブランドだ。その思想が、いよいよ日本でも本格的なシリーズとして動き出す。
イギリスでは初心者からエキスパートまで、ドライバーのレベルに合わせた複数クラスが用意されているが、初年度となる今シーズンは1クラスのみでの開催となる。シンプルなレギュレーションの中で、まずは〝モータースポーツの楽しさ"を共有する場としてスタートする。

使用される車両はセブン170Rをベースに、本国FIAレギュレーションに準拠したロールケージなどを備えたワンメイク仕様。フルハーネスやサイドネットといった安全装備を追加する以外は、基本的にほぼストックのままレースが行われる。通常であればサスペンションなどの強化が求められそうなものだが、セブンは軽量であるためほぼノーマルのままでも十分に対応可能だという。余計なパワーや過剰なグリップに頼らず、マシン本来のバランスで勝負できるのが特徴ともいえるだろう。

これは単にコストを抑えるためだけではない。軽いクルマは、ドライバーの操作に対して素直に反応する。だからこそ誤魔化しが効かず、ドライビングの本質がそのままタイムに表れる。まさにライトウェイト・スポーツカーの楽しさが味わえるレースとなる。
既に日本ではK4-GPなどの耐久レースやテスト走行を通じて準備が進められており、5月の開幕戦に向けて着実に体制が整いつつある。筆者自身もこれまでセブン160や170を耐久レースでドライブしてきたが、軽自動車規格とは思えないほどそのポテンシャルは高い。ストレートではパワーや空力の影響もあり絶対的な速さこそ控えめだが、コーナリングスピードは速く、軽さゆえの軽快な挙動が楽しめる。今回採用されるヨコハマタイヤのエコ系タイヤによるワンメイクも、過度なグリップに頼らない分、ドライバーの腕とクルマのバランスを際立たせ、レースを面白くしてくれるだろう。




カップカーにはFIAの規定に準拠した安全装備がついた状態で販売される。その他ロガーなど指定パーツもある。こちらも車両にセットアップされているので、すぐにサーキット走行がスタートできる。タイヤはヨコハマのエコタイヤを使用。
シリーズは東西に分けられ、それぞれ全3戦が開催される。どちらか一方への参戦はもちろん、両シリーズへのエントリーも可能だ。各シリーズ15台ほどの参加枠が用意されている。
軽量なセブンだけに、タイヤやブレーキは条件次第で1シーズン交換なしで走り切れる可能性もある。速さを追い求めるというより、「クルマを操る楽しさを純粋に味わう」、そんなレースが日本で始まろうとしている。
さらにナンバー付き車両であることも、このシリーズの魅力を広げている。サーキットまで自走で向かい、練習走行や耐久レース、ジムカーナなどへそのまま参加することも可能だ。そんな幅広い楽しみ方ができるのも、セブンの魅力といえるだろう。
興味のある方は、事務局または最寄りのケータハムディーラーに問い合わせてみてはいかがだろう。ちなみに車両価格は897万円。初年度のレースエントリー費用込み(3戦)なので、バーゲンプライスといえるだろう。

開幕戦は5月から。東西シリーズ戦で行われ、各3戦ずつのレースとなる。詳細については、CATERHAM CUP JAPAN事務局へお問い合わせを。
【問い合わせ先】
CATERHAM CUP JAPAN