【ガレージライフ】子どもたちの成長とともに、 変化するガレージハウス

結婚を機に土地を購入。 将来はガレージハウスに住むことを夢見て、自分でじっくりと設計をした家は、子どもたちとともに成長する家だった。

【ガレージライフ】子どもたちの成長とともに、 変化するガレージハウス
ガレージ内は高さを確保されているた め、将来リフトを導入することも可能である。収納スペースと、自宅へのアクセ スが可能。

設計の仕事に携わるWさん。将来は、自分で設計した家に住むことを考えて、結婚を機に約50坪の土地を購入。土地は勤務地と実家のことを考慮して、4か所ほど見に行って埼玉県の最寄り駅から徒歩10分程度の立地を選んでいる。夫婦でHPの情報から、高台にある建築条件のない土地であり生活環境が整っている場所が最大の決め手。ただし、あらかじめ高低差がある土地をどのように活かすかがポイントとなった。

2階に設計された約24㎡のリビングルーム。梁を使ってハンモックやチェアハンモックなども設置。子どもたちはアスレチックのような感覚だ。

WさんはクラシックなVWタイプ1を所有しているほか、ビートルでドラッグレースに参加しているのでレースカーを栃木県の実家に保管。そのため、ガレージにはクラシックカーを保管しながらも、家族用のメルセデスベンツW124のスペースも必要なことも考慮して設計プランを考えた。コストバランスを考えて、自分で設計を描いて知人に施工を依頼することとした。設計に約1年、施工に1年かけているという。

木造2階建て、ロフトが設けられたガレージハウスは将来のことも考えて設計されていて間仕切りのない家としている。子どもの成長とともに、間仕切りを増やすことも視野に入れているほか、収納スペースは木造ならではの必要に応じてご主人がDIYで造作して増やすこととでコストダウン。またバルコニーをリビングの延長として使えることを考えていて床面をフラットにしているほか、屋根を延長することで雨の日でも使える空間としていることが大きなポイントだろう。

キッチンは奥様の提案で、夫婦で料理ができるように約9㎡の大きな空間としている。アイランド型のキッチンはご主人でも使える高さのものとし、収納の棚はご主人があとからホームセンターで購入した2×4材とL型金具で造作。コルクボードも使って使いやすい高さで、生活をしながら改善したスペースとなっている。吹き抜けがあることで、空間がかなり広い印象を受けるほか、木造の現わしがじつに暖かい。2歳のRくんと4歳のKくんにとっては、アスレチックのような感覚で家の中を走り回ることができるほか、ハンモックやロフトも遊べる空間となっている。間仕切りがないことで、大きな空間は子どもたちにとっては大きなメリットといえる。あえていえば間仕切りがないことで冷暖房が心配されるが、高台にあるおかげで風が抜ける家となったことで夏はエアコン1台で過ごすことが可能という。冬はエアコンと石油ストーブで過ごしているという。

ガレージスペースには、現在1968年式タイプ1のクラシックカーが収納されているが、タイプ2やレースカーも所有しているなど将来は拡張性を秘めている。高低差を利用して高さがあるガレージは、将来リフトを入れることでメンテナスができるほかクルマの収納台数を増やすことも可能。ガレージ前のアプローチを使用すれば最大4台のクルマの駐車が可能となっている。

まだ2歳と4歳の息子たちが成長に応じて、部屋や収納を増やしていくことが可能な木造のガレージのある家。あえて壁面も石膏ボード部のみホワイトのEPで塗られている。和室のスペースは家族で塗ることで家への愛着も刻んでいる。自分の家を自分で設計できたことはWさんの夢はかなったともいえる。これからも歳月を重ねて変化していくことだろう。

このガレージハウスの最大の特徴は、リ ビングから延長されたバルコニースペース。屋根があるほか、約30㎡と子どもた ちが走ることもできる広さ。家族で食事もできるスペース。

リビングからアクセスできるロフトは、こどもたちの遊びのスペース。将来は子どもたちの寝室、または収納庫として使用が可能。

Architecture Data
Owner’s Check


ここがお気に入り
リビングの延長として使えるバルコニーは最高です。家族で食事ができるなど頻繁に使用しているお気に入りの場所です。


ちょっと失敗
やはり、収納が少なかったかなと。家族の成長に合わせて拡張していく予定です。


これからの夢
実家にある工具を移動させて、ガレージでもクルマの作業ができるようにしていきたいですね。また子どもの成長も楽しみです。

Planning Data

施主:W邸
所在地:埼玉県
竣工:2023年4月
敷地面積:約165㎡
延床面積:約138.08㎡
ガレージ面積:25㎡
構造:木造2階建て
外装仕上げ:ガルバリウム鋼鈑
内装仕上げ:エマルジョンペイント、現わし
愛機:1968年式VWタイプ1
1993年式メルセデスベンツ W124