あなたも参加できる! マクラーレンのワンメイクシリーズが2027年からスタートする
マクラーレンは現在、F1やインディカーシリーズを運営する「マクラーレン・レーシング」と、ロードカーの開発・生産を担う「マクラーレン・オートモーティブ」の2部門で構成されている。
フェラーリやロータスと同様、モータースポーツを礎にロードカーを生み出してきた、数少ないメーカーのひとつだ。かつては「マクラーレン・カーズ」の名のもと、1992年に初のロードカー「F1」を世に送り出した。ゴードン・マーレーが手掛けたそのマシンは、並列3人乗りという独創的なレイアウトと、圧倒的なパフォーマンスで世界を驚かせた。
さらに、そのF1をベースとしたレーシングマシン「F1 GTR」は、ル・マン24時間レースをはじめとする世界の舞台で輝かしい戦績を残し、マクラーレンの名を不動のものとした。

その後しばらくロードカーの展開は途絶えるが、2011年、「マクラーレン・オートモーティブ」として再始動。自社開発のシャシーとエンジンを備えた「MP4-12C」を皮切りに、再びロードカー市場へと本格参入を果たす。以降、送り出されるモデルはすべてスポーツカーであるという点にも、このブランドの哲学が色濃く表れている。
もちろん、そのロードカーはモータースポーツとも密接に結びついている。GT3やGT4といったカスタマーレーシング車両を展開し、世界各地のサーキットで存在感を示してきた。




MP4-12Cから720Sに至るまで、各世代でGT3マシンをリリース。570SではGT4マシンも登場した。
そして2023年、新たなステージとして「マクラーレン・トロフィー・ヨーロッパ」がスタートする。アルトゥーラをベースとしながら、GT4の枠にとらわれない専用マシンを用いたワンメイクシリーズで、週末に50分レースを2ヒート行うフォーマットを採用。すでに北米シリーズも展開され、2027年からは日本を中心としたアジアシリーズのスタートも予定されている。
F1日本GPを控えた3月25日に都内で行われた「McLaren GT Racing Press Conference」において、このシリーズについて説明してくれたのは、マクラーレン・オートモーティブのモータースポーツ部門を率いるジョルジオ・サンナ氏。北米シリーズの準備を進めるなかで、オンラインにてアジア展開の構想が語られた。


マクラーレン・オートモーティブのモータースポーツ部門責任者であるジョルジオ・サンナ氏。そして、日本の正本代表からもレースについての概要が公表された。
使用されるのは「アルトゥーラ・トロフィーEVO」。パワートレインやトランスミッションは市販車ベースとすることでコストを抑えつつ、純粋なドライビング性能を追求する。年間5戦、2レース制というフォーマットも各地域と共通で、詳細な開催地については今夏の正式発表を待つ段階だ。
ポルシェやフェラーリに続くハイパフォーマンスカーによるワンメイクレースとして、「マクラーレン・トロフィー・アジア」は、ジェントルマンドライバーにとって新たな魅力的な舞台となるだろう。さらにヤングドライバー向けプログラムも用意される予定であり、ここから次世代のスターが生まれる可能性も十分にある。

マクラーレン・オートモーティブ公式サイト https://cars.mclaren.com/jp_ja