昭和世代の中でも、思いはそれぞれ
下半期ともなれば、来るべきクリスマス商戦に向けて
ソワソワが止まらない物欲旺盛のRCファンの皆様に朗報。
ほぼ同時期に復刻される、このラインナップ。
これはタミヤが完全に我々昭和世代をターゲットとして
狙い撃ちしてきたとしか思えない…。
ランボルギーニー・チーターの発売は1978年。
タミヤ初のRCカーであるポルシェ934が1976年発売なので
まさに黎明期を支えた歴史的なモデルといえるだろう。
昭和世代のなかでもバブル世代よりも上の方々であれば
発売当時の記憶もあるだろうが、1979年生まれの
筆者は、実物に触れたこともない。
ただランボルギーニ・チーターへの思い入れは強い。
インターネットもない時代、多くの子どもたちにとっての情報源は
模型店で見るタミヤの商品箱。ランボルギーニが作った軍用車両という
説明を読んで見たこともない実物に思いを馳せていたものである。
大人になってからも、その記憶が残っており、
機会があれば当時モノの出物を探していただけに今回の復刻は嬉しい限りである。

80年代は個性的なデザインが溢れていた時代
ビギナーから中級者向けの2WDバギーとして1986年に発売された
ファルコンはタミヤRCのブーム全盛期を彩ったモデル。
4WDモデルに比べて手頃ながら、同じ2WDバギーの
ホーネットやグラスホッパーと異なり、四輪独立方式サスペンションを採用。
より走行性能を高めたシャーシ構成で2WDバギーでは上位に位置する。
手頃さと走行性能のバランスの良さから当時から人気も高かったので
生粋のRCをバギーファンとしては念願の復刻といえるだろう。
マシンの性能もさておき、ファルコンといえばそのデザインが秀逸。
見ようによっては、顔にも見えるし飛行形態の姿にも見える。
何にせよ、その名のとおりハヤブサっぽい。
今にして思えばファルコンを筆頭に、あの頃のRCマシンは人を引きつける
見た目も個性的なマシンが多い。色使いはポップでカラフル、
デザインも躍動感に溢れており、バブル真っ只中で
日本全体が熱気に包まれていた時代の勢いを感じさせる。
発売当時はまだ幼くバブルの恩恵を受けることもできず、
その後のバブル崩壊の煽りを食らった就職氷河期世代としては
40年の時間を飛び越えて復刻したファルコンを
令和のいま、改めて楽しんでみたいと思うのである。
2026年のほぼ同時期に復刻となったチーターとファルコン。
チーターといえば陸上で最も速く走り、ファルコン(ハヤブサ)は飛行速度No.1
陸と空の最速王者…そんな響きも昭和っぽくって好きである。


軍用車両らしい直線基調の無骨なフォルムは耐衝撃性スチロール樹脂。コの字型にジュラルミンプレート成形したチャンネル型フレームなど、部分的な改良は加えつつ、基本構成は1978年の発売当時のまま。


車体前方のウィンチや、後部の携行缶など各部ディテールの立体感ある仕上がりはディスプレイしておくだけでも十分に楽しめるクオリティ。実車に忠実に、再現度を高くというタミヤRCの礎を築いた黎明期のモデル。


急降下して獲物に襲いかかるハヤブサ(ファルコン)をイメージした精悍なフォルム。黒×赤のボディとイエローを差し色に、という配色が80年代らしい雰囲気。1986年当時のキットに改良を加えた復刻版。


フロントがダブルウィッシュボーン、リアはトレーリングアームの4輪独立仕様。手頃ながらホーネットやグラスホッパーよりも足回りが強化されており、当時から人気の高かったモデル。ファンにとっては待望の再登場。