国内初ケータハム・セブンのワンメイクレース「CATERHAM CUP JAPAN」が開幕!
ケータハム・ジャパン主催によるSEVEN 170 のワンメイクレース、「CATERHAM CUP JAPAN」が5月5日に筑波サーキットで開幕戦を迎えた。国内初となるこのシリーズをティーポ佐藤編集長がレポートする。
今シーズンから始まる「CATERHAM CUP JAPAN」は、インポーターであるケータハム・ジャパン主催によるワンメイクレースだ。使用車両は、セブン170をベースにFIA基準に準拠した安全装備を備える「SEVEN 170 CUP」。タイヤにはヨコハマのADVAN dB、ブレーキパッドにはフェロードを採用し、大きな改造を施すことなくレースへ参加できる。さらにナンバー付き車両のため、公道走行も可能だ。2026年シーズンは東西2つのエリアに分かれ、それぞれ3戦ずつ全6戦で争われる。






そのペトロナスシリーズ(東日本)第1戦が、5月5日に茨城県の筑波サーキット・コース2000で開催された。注目の初戦には全13台がエントリー。パドックに並んだSEVENたちは、来場者からも熱い視線を集めていた。ADVAN製エコタイヤを履く軽自動車規格のSEVENが、一体どれほどのタイムで走るのか―――多くの人が興味津々だった。
予選では、ポールポジションが1分10秒台に入る好タイムを記録。ドライバーたちからは「とにかく軽く、コーナリングスピードが高い」「扱いやすくて楽しい」といった声も聞かれた。タイム差も僅かで、決勝は接戦が期待される展開となった。
迎えた15周の決勝レース。ポールポジションの#73田中選手が好スタートを決め、序盤から主導権を握る。2位以下が激しいポジション争いを繰り広げるなか、トップは早くも逃げ切り体制へ。2位の#41古濱選手も混戦を抜け出し、トップを追う展開となった。
そして、このレースでもっとも観客を沸かせたのが3位争いだ。5台によるテール・トゥ・ノーズのバトルは、順位を入れ替えながら周回を重ねる白熱の展開。それでも接触やクラッシュはなく、互いをリスペクトしたクリーンな攻防が続いた。
15周のレースを全車完走。チェッカー後には、コース上で互いの健闘を称え合うドライバーたちの姿も見られた。パドックでは、ヘルメットを脱いだ選手たちが汗を光らせながら笑顔で会話を交わし、それぞれが“走る楽しさ”を噛み締めている様子が印象的だった。



速すぎず、それでいてしっかりとレースの駆け引きが楽しめる絶妙なパフォーマンス。そして、参加者同士のマナーの良さも含め、「CATERHAM CUP JAPAN」はジェントルマンドライバーにとって魅力的なカテゴリーになりそうだ。西日本のオベロンシリーズは6月7日(日)に岡山国際サーキットで開幕する。気になる方は、ぜひサーキットでその熱気を体感してほしい。

Text:佐藤考洋(ティーポ) Photo:ケータハムカーズ・ジャパン
ケータハムカップ・ジャパン公式サイト